172.ノイズを入れない

「サーブが入るか心配だ」
「2ndになった。ダブったらどうしよう」
「パートナーに申し訳ない」
こういう雑念は、頭の中で言語化されていなくても、
脳内では大変なストレスとして作用しています。
心理的不安は、脳内では電気的信号(ノイズ)として
処理されているからです。

結論から言えば、心を鍛えておかないと、ノイズが入ります。
ただ、心の鍛え方なんて学校では教わらないから、
普通の人はだいたい、メンタル的に不安定。

そして多くの人は、自分を磨くことをせずに
「ポジティブ・シンキング」なんていう、
何でも良いように解釈してしまう考え方でどうにかなる、と思ってしまうんですね。
今まで入らなかったサーブが、「次は絶対入る!」って
ポジティブ・シンキングしてみても、入るようにはなりませんから…。

テニス上達メモでも書きましたが、
心を鍛えるには「嫌いなことをやる」のがとても効果的です。

例えばトイレ掃除などがとてもいい。
この時、「面倒臭いなあ」とか、「汚くて嫌だなあ」とか、
なるべく思わず(ノイズを入れず)、
ただただきれいに磨き上げるイメージだけに集中するのがポイントです。

経営の神様・松下幸之助はだれよりも早く会社に行き、
仕事をする前にトイレ掃除をしていたそうです。
ホンダの創業者・本田宗一郎も、普通なら隅に配置するトイレを
工場の真ん中に置いて、大事にしたといいます。
北野武は、「自分の家だろうと、外の店だろうと、トイレを掃除してしまう」のだとか。
そういう姿勢が、仕事の集中力に、間接的に寄与しているわけですね。

こういったエピソードは、成功とか上達をかなえる要因は、
間接的な働きかけによる影響がとても大きいことを示唆するものです。
ちなみに僕も凡人ですから、人一倍修行しなければ
すぐにノイズが入りそうになる。
僕がノイズを入れないために心掛けていることは、
皆さんからいただくテニスに関するご質問に、
ただただお役に立ちたい一心で、お答えすることです。
この時、「面倒臭いなあ」とか思わず取り組むことで、
僕にとってのノイズを入れない修行になっています。

「トレイ磨きは自分磨きに通じる」。
だから、テニスの上達にも、間接的に寄与するに違いありません。

 

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