質問1355:サービスはどうしてもフォームを気にしてしまう

先月、「テニス上達のために必須の基本3点セット」を購入した※※と申します。今までのテニスに対する考え方と全く異なる教えがあり、目からうろこが落ちる思いでした。ストローク、ボレー、リターンなどの動いているボールに対しては本能に任せて、「何も考えない」で新しい手ごたえも感じています。しかしながら、止まっているボールの対処、具体的にはサービスはどうしてもフォームを気にしてしまいます。リズムもとりずらく、ガチガチになりがちで安定しません。サービスでもストロークと同じように無心になりやすいコツのようなものはありますでしょうか?


回答
ストローク、ボレー、リターンなど、
動きのあるボールに対するショットの向上にお役立ていただけて、
何よりでした。

ところがサービスになると、
トスしたボールの動きが少ないものだから、
安定させにくい。

一般的には、逆のように感じられます。
すなわち、
「動ているボールの方が、打ちにくい」
「止まっているボールの方が、打ちやすい」と。

ところが、実地に基づき検証してみると、
止まっているボールの方が打ちにくいと、
確認されたわけですね。

ゴルフが難しいのと、同じです。
ボールが止まっているから、リズムになりにくい。
反発力も利用できないから、自分から打っていかなければならない。
だからガチガチにもなる。

動いているボールよりも、止まっているボールの方が、
そういう難しさがあるのだと、確かめられました。

「動いているボールの方が、打ちにくい」
「止まっているボールの方が、打ちやすい」
そのような先入観を排除し、
実地に基づく経験を通じて検証を重ねる。

このフィードバックの繰り返しこそ上達へ続く唯一の道だと、
最近つくづく実感しています。
「誰かがそう言ったから」ではなくて。

例えば「一切皆苦」という真理があります。
心と身体を通じて認識できる刺激は「苦」しかない。
快は、苦が和らいだぶん楽になったと取り違える錯覚。
「すべて苦である」、と。

これは、「釈迦が言ったから」ではなくて、
実地に基づき検証を重ね、
「あぁ、やっぱり苦しかないんだなぁ」と確かめることで、
人生が快方へ向かう生き方へ収束されていくのだと実感しています。

これこそ、自業自得のエッセンス。
自分の業は、自分で得る。

先日、
「ボールが浅くなる傾向にある」というご質問に応じました回答に、
下記のお返事を頂戴しました。

--ここから引用--

吉田先生、実に丁寧にご返信・ご指導いただき誠にありがとうございました。
今後の意識の置き方において大変参考になりました。的を(目標を)設定しそれをもとに目標と実際との乖離観察を行ないデータを蓄積して、自己修正能力に働きかけることと理解しました。以前より先生がずっと提唱されていることを再確認できた気がします。  テニスにおいてだけではなく、仕事や家庭、向上を目指す対象すべてに反映できる考え方と感じました。
厚かましいとは存じますが、またぜひご指導いただければ幸いです、失礼します。

―−引用ここまで--

私のクドクドとした説明をたったの一文で、
しかも上手くきれいにまとめてくださいました。
「目標と実際との乖離観察を行ないデータを蓄積して、
自己修正能力に働きかける」、と。

目標と実際との乖離観察を行ないデータが蓄積されると、
「こうすれば良い」「こうしたら良くない」という修正が、
自動的になされていくのだと実感しています。
実地に基づく検証を重ねた結果が出る徹頭徹尾「自業自得」なのだと。

さて、ご質問にいただきましたサービスに関しまして、
解決策はごくごくシンプルです。

フォームを考えてしまう(意識優位)なら、
トスしたボールの回転を見る(眼識優位)ようにしてみてください。

意識と眼識とは、トレードオフの関係です。
要するに、ボールの回転が見えるようになると、
フォームについて意識できなくなるから、
タイミングが合うようになって、
サービスも入るようになる次第です。
解決策は、ごくごくシンプルです。

今回お申込みいただきました、
『集中力のトレーニングBOOK』に詳述がありますので、
実地に基づき検証を重ねていただきたく存じます。

トスしたボールの回転が見えている時、フォームは考えられません。
フォームについて考えている時、トスしたボールの回転は見えません。

「テニスゼロが言っているから」という理屈は抜きにして、
ご自身でお確かめいただくことで、結果が出るはずです。

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